2023/06/15
≪栄養と栄養素(2)≫
ミネラルの中でも特に不足しやすい「カルシウム」は、“丈夫な歯”を作るために必要な栄養素で、
人の身体には約2%含まれているといわれています。
例えば、50kgの体重の人の場合、約1kgのカルシウムが身体にあるということです。
そのうちの約99%(約990g)は骨や歯に、残りの1%(約10g)は血液中や細胞に存在しています。
厚生省が決めた『日本人の栄養摂取量』によると、“カルシウムは1日600mgが必要”
とされていますが、実際に摂取している平均は「540mg」……慢性的に不足気味です。
一般的に『カルシウム』を摂取できる代表的なものと言えば……『牛乳、ヨーグルト、チーズ』などの乳製品が浮かびますが、苦手な方も多いので“補充できる食品や食材”を知り、効率よくカルシウムを取り入れたいですね。
一昔前の日本人の主なカルシウム源は、“イワシの煮干し、皮つきエビの干し物、
オイルサーディンの缶詰、干しヒジキ、干しのり”などの海藻や魚類をはじめとした海の幸。
野菜では“カブの葉、大根の葉”などが挙げられますが、加工食品の普及により食卓に並ぶ事が少なくなっています。
また、たくさん食べることができても、身体に「吸収」されなければ意味がありません。
「カルシウム」を効率よく摂取するためのポイントは「吸収率」ですが、牛乳や野菜の吸収率……。
どれくらいあるのかをご存知ですか?